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化学製品メーカー向けプロセス空気冷却用多管式熱交換器(シェル&チューブ型)

工場の製造ラインで発生する温まった空気(プロセス空気)を冷却するための熱交換器です。
製造工程で発生する約50℃の空気をシェル&チューブ型の多管式熱交換器に通し、チーリングユニットの冷水で冷却することで約15℃まで冷やします。

今回は新規プラント立ち上げのため、新たに作られるラインへ導入されましたが、多管式熱交換器は柔軟なシステム設計が可能なため、既存の設備へ組み込むこと(リニューアル)も可能です。

シェル&チューブ型熱交換器の特徴

多管式熱交換器「シェル&チューブタイプ」は、胴体であるシェルに多数のチューブ(伝熱管)を収めた熱交換器です。
小さな空間の中で大きな伝熱面積を得られ、流体の圧力損失を小さく設計できます。
本事例では高温の空気を冷却しましたが、高温から低温の加熱用途にも用いることができます。

他の熱交換器に比べて信頼性が高く、化学製品製造業や油圧業界で広く用いられています。
基本的な構造が単純なため、メンテナンスが容易です。

システム概要

品名:空気冷却器

目的:チーリングユニットを熱源として、多管式熱交換器(シェル&チューブ型)で
プロセス空気を冷却する。

フロー図:プロセス空気を多管式熱交換器(シェル&チューブ型)の管側に流入させる。
流量 1,000Nm3/h 入口温度50℃ ⇒ 出口温度 15℃

チーリングユニットの冷水を多管式熱交換器(シェル&チューブ型)の胴側に流入させる。

流量 10,000kg/h 入口温度 7℃ ⇒ 出口温度 12℃

結果:プロセス空気を多管式熱交換器(シェル&チューブ型)によって
50℃から目的温度の15℃まで冷却できた。

設計仕様


ハシテックでは各工場に必要な仕様で熱交換器をオーダーメイド設計・製造しております。
納入後のメンテナンスや定期点検、リニューアルまで一貫して承ります。

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